マザコンと親孝行の違い
果たしてそれはマザコンなのか親孝行なのか、
今日はそのようなことを論じてみるのでございます。
まず、親の脛をかじりながらできる親孝行なんてものはありませんね。
成人してもいつまでも実家で家賃も払わずに住んでいる。
親の手料理を食費も払わないで食べ続けている。
そんなのはまず間違いなくマザコン、ファザコンの類なのでありまして、
成人は、
まず独立して自分の力だけで生計を立てる努力が大切であるように思うのでございます。
少し前に、そういった依存関係の強要を前提とした憲法改正案を提示されておりました政権もありましたけど、
まあ、その時の総理大臣が今の総理だなんて野暮なことは申しませんけれども、
子が親離れをしてこそ、
そしてまた、親が子離れをしてこそ、
親孝行ってのは成り立つのではないかなと思うのです。
増してや、母親の買ってきた下着を身につけるなど、
それは間違っても親孝行できる関係性ではありませんし、
おぞましいですし、
そういう関係性は社会通念上、間違いなくマザコンと認識されるのですから
その親も子も自覚して戴かない限り、
結婚なり社会生活なりで損失を生じるのではないかと思います。
また、親が会社に押しかける、
盆と正月の帰省を強要したり、テレビ番組の録画を強要したり、
同意も得ずに親の、或いは子の住居に押し掛けたり、
親が子の結婚に口出ししたり、
それも同じことではないかと思いますね。
そういった関係性を卒業しましてね、
互いに対等な立場になる。
親孝行が叶うのはそれからのことですよ。
おさんはそのように思いますね。