親子の信頼関係

さて、現代におきまして、親と子の信頼といいますものは夢物語のようになってしまっておりますけど、

例えばね、いつも90点以上取って来るお子様がある日突然70点のテストを持って帰って来られたとします。

その時、皆様はどのように接しますでしょうか?

まず、叱るという親御様が一番多いように思いますね。

でもね、叱って何になるのでしょうか。

強制的に勉強させることはできますでしょう。

ところが楽しいはずの勉強が、楽しくとも何ともないのですね。

自分の意思で勉強してこそ、楽しいのです。

仕事だって一緒ですね。

強制で人の心を従わせるなんてことはできませんね。

次に、褒めるという親御様がいらっしゃいますね。

お前は、できる子なんだから、と褒めるのです。

でもね、そのお子様は次第に褒められないと勉強しなくなりますね。

では、威厳を持って教え諭せばどうでしょうか?

お子様は、それで心からその言葉をしっかりと受け止めて下さいますでしょうか?

いえいえ、そんなおばかなことはありませんね。

では、泣き落としではどうでしょう?

こんな点を取って来るなんて、ってね、オイオイ泣くのです。

それが続きますとお子様は次第に鬱陶しくなって来ませんか?

俺の人生なんだから、ほっといてくれ、って気持ちになりませんでしょうか?

殴りつけて身に覚えさせても、

それは必ず反感となって親御様に戻って参ります。

こういった方法では、お子様は益々勉強が嫌いになり、学校も嫌いになり、人生が嫌になり、

家出をしたり、非行に走ったり、引き篭もったり、

それはもう自明の理でございますよ。

聡い親御様はね、いつも良い点を取って来てくれるのに、

どうして今回は点が下がってしまったのか聞きますでしょうね。

そうしますとお子様は、

「そうなんだよ、近頃やる気が出ないんだよ。」と素直に話して下さいますでしょう。

それならどうすればやる気が出るのか、勉強の楽しさが蘇ってくるのか、

親と子と話し合って、一緒になって方法を考えることもできますね。

「気晴らしにどこか旅行でも行ってみるか?」

「スポーツでもやってみたらどうだ?」

ってね。

それこそがお子様の味方になって応援して差し上げるということではありませんでしょうか?

最近は悩み事がありましても親御様には一切話さないお子様が沢山いらっしゃいますね。

味方になって応援して差し上げることもせず、

信頼も尊重も、誠実に接することもせず、

力や威厳、駆け引きでお子様を従わせようとしているから信頼関係まで失われて、

その結果、お子様は親御様に何も話さない、

なんてことになっているのではありませんか?

それではお子様が余りにも可哀想ではありませんか。


放任主義と言いますものの考え方は過去にも幾度となく書かせて戴いておりますけど、

どうしてか余り理解されませんね。

それはどのご家庭にも親御様の考え方、価値観に自信を持っておられるからだと思うのですけど、

その根拠のない過剰な自信でお子様の人生を台無しにしてしまいますといけませんね。
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by yskfm | 2009-03-13 13:38 | 第二部、神理
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日々の生活や出来事など、斜め45度視線を傾けずに綴るブログ。思想から日常まで。♪オッサンぶろぐ♪♪  ☆手前味噌で口八丁手八丁足八本の世界をご堪能下さい。☆


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